活動にかかわる人と組織の動き


 

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(横軸) 期間、村の施策、組織の変遷、行政・専門職の支援(環境づくり)、グループの活動内容

(縦軸)

戦後初期(1945-56)、
 栄養改善運動、
 1956婦人会発足、
 佐久病院による出張診療等地域医療活動、
 戦後の食糧不足・人出不足を背景に共同作業

住民活動形成期(1957-60)、
 1957栄養改善指定村、1959全村健康管理事業開始、
 1957八千穂村連合婦人会発足、1957若妻会発足、1958栄養グループ発足、
 1957村保健師の若妻会組織化・指導・支援、1957保健所栄養士・職員による講習
 1957若妻会組織作り、1957・栄養料理実習⇒伝達講習,・家族計画講習、毎年1回の総会・会員の研究結果発表を実施

住民活動展開期(1961-75)
 1968食生活改善・協議会発足、1974栄養グループから健康教室に名称変更
 1972福祉センター開設(料理講習室完備)、1975健診結果報告会試食料理の予算確保
 1961保健所栄養士の村内栄養調査支援、1963村衛生担当・保健所栄養士の報告書作成指導、    1971村・佐久病院から栄養調査の依頼、1975村保健師による健診結果報告会試食料理導入
 1961研究グループ12名選出(・年間計画の作成,・テキストの作成・栄養実態調査の実施)、1961村内栄養調査実施、1962活動報告 厚生大臣賞受賞、1963穴原地区活動報告 厚生大臣賞受賞、1971村の栄養調査実施に協力、健診結果報告会における試食料理づくり

住民活動発展期(1976~)
 1986障害者共同作業所開設、1989社協が配食サービスを開始、1992杜協でデイサービスを開始、1996老人福祉センターデイサービス施設「こまどり」開設
 1978ボランティアグループ「ときわぎ会」結成
 1990福祉センター託老所へリハビリ室提供
 1990村衛生担当の託老所設置への支援、1990衛生指導員の託老所への送迎支援、1991 T氏村長となる
 1983ときわぎ会による寝たきり老人・村内一人暮らし老人の会(大杉会)に対する昼食サービス、村まつりでバザーを開催して資金協力,2・3年間交替で作業所の活動に参加協力、1990-1991まで季節宅老所開設、ときわぎ会会員より働きかけ、村長選立候補者T氏 高齢者施設開設を公約、ときわぎ会員がボランティアとして活動開始

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※矢印  ①専門職の動き ーー→ ②行政職の動き 一 一 → ③住民による行政・専門職への働きかけ -‥→

 * 村保健師や保健所栄養士のように行政職と専門職の両面をもつ人々の動きについては、活動内容によって①専門職の動き→②行政職の動き…→の両方もしくは片方を用いた。

*1 物質的支援  :活動場所(公民館・福祉センターなど)、活動の「場」(健診結果報告会での役割等)の提供や予算・物品の確保等
*2 非物質的支援 :活動の具体的方法の提示、組織内の役割分担などの調整、調査・研究への示唆、精神的支援等

                    図3.活動にかかわる人と組織の動き